Role as a fishery wholesaler仲卸としての役割

仲卸とは、「卸市場で商材を買い、量販店や小売店などのお取引先に売る」仕事です。
まずは水産加工物がお店に届くまで、私たち仲卸業者がどのように関わっているのか説明しましょう。

01出荷

日本各地の港に水揚げされた水産物や、加工済みの水産加工物が、東京や名古屋、大阪など地方の市場に向けて出荷されます。

02市場に商材が到着

全国各地から出荷された大量の水産物や加工済みの水産加工物が市場に到着。
それら商材は、卸売業者が受け取り、市場内の卸売場で、競りにかけられる準備に入ります。
※「ちりめん」の担当は、競り(せり)により、商材を購入します。

03分荷/販売

仲卸業者は、競りで購入した水産物や水産加工物を、市場内にある自分たちの店に運びこみ、市場に買付に来た人のために、買いやすい量や大きさに小分けして販売します。

04お取引先へ配送

仲卸業者が商材の必要な分だけを量販店や小売店へ配達します。

  • 水産加工物業界について

    昨今の水産市場は、地球温暖化・乱獲で生態系に影響を受け、漁獲高の激減や不安定な供給という課題を抱えています。また急速に進む少子高齢化や人口減少といった社会構造の変化に加え、日本人の魚離れやライフスタイルの多様化などを背景に、国内の水産物消費量は需要の減少に直面しています。例えば、市場外取引の拡大への対応等、環境や市場の変化に応じた営業戦略や、新しい食の流通も考えていかなければならないなど、まさに業界として今、大きな転換期を迎えています。

  • 名古屋市中央卸売市場にある、野田彦の役割

    日本人の魚離れが懸念されるなか、私たち仲卸には、量販店様・小売店様のニーズはもちろん、さらにはその先の消費者視線に立った買い方や売場の提案、商品開発といった企画提案を行うことが必要とされています。
    野田彦では、生産者と小売業の中間に位置し、両者からの情報収集&提供が可能である仲卸という立場を活かしたマーケティング情報を戦略的に推進し、水産加工物の需要の喚起に取り組むことで、お取引様の営業支援体制の進化に取り組んでいます。時代に合わせて進化しながら、新たな可能性に挑戦する事が私たちの役割であると考えています。

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